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本日最初の釣り場。小河川中流部。
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ワカサギ7匹、タモロコ1匹。
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ワカサギはキュウリウオ科です。脂ビレがちょこんとあります。
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2番目の釣り場周辺にて。30cm以上のフナが浅場を一生懸命泳いでいます。
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3番目の釣り場。沢山の魚影が確認できましたが・・・・。全く釣れません。タナゴ類もいるのですが・・・。
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ここでもワカサギが3匹ほど掛かりました。
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本日最後の釣り場です。昨年の夏から秋にかけてタナゴ類が沢山釣れた場所です。
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ヤリタナゴ5匹、バラタナゴ4匹でした。皆とても小さく釣りがいがあります。

2013年4月6日の釣行

(場所)茨城県-霞ヶ浦-かすみがうら市,潮来市周辺
(天候)早朝の釣り場周辺は風もなくうす曇りで非常にいい感じでしたが・・・・。大荒れになるという予報通り、徐々に風が強くなり雨が降ってまいりました。
(釣果)ヤリタナゴ(5),タイリクバラタナゴ(4),ワカサギ(10),タモロコ(2)

※6:43~8:18
5:13に出発です。今日は予報によると大荒れの天気だそうで、釣りができるのは午前中までだと腹をくくって、なるべく早く出発しました。高速道路も朝早いからなのか、それとも天気予報を見て皆さん外出を控えているのか分かりませんが、すいているようです。常磐道入口辺りで雨が降ってきました。いや~こりゃぁ駄目かも・・・・と少し弱気になりましたが・・・・。最初の釣り場である小河川の中流部に着くと、風もなく、うす曇り程度で、これから荒れる気配は微塵も感じられません。このままの状態がなるべく長く続くことを期待しつつ、仕掛けの準備開始です。川の状況は前回来た時に比べて濁っており、若干ですが水量が多くなった感じがします。また、時期が時期だけに遡上してきた大型のフナが沢山いるようです。その合間に小魚の群れもいることはいますが、ちょっと釣り辛そうです。タナゴの仕掛けなので、大きなフナがいる所は避けて、なるべく小魚の群れに当たるように仕掛けを流していきます。最初は黄身練りやグルテンでやっていましたが、さっぱり興味を示しません。赤虫にスイッチすると食いついてきました。かなり細長い魚のようです。キラキラと体表に光沢があります。どうやらワカサギのようです。初めて釣りました。普段釣っているコイ科の魚たちとは大分雰囲気が違いますね。ワカサギはアユと同じキュウリウオ目キュウリウオ科の魚で、以前はサケ目に分類されていたようです。(ちょっと古い図鑑にはサケ目となっています。)サケ目に分類されていたぐらいですから、海から産卵のため遡上してくるタイプの魚です。しかし、ここは川を下っても霞ヶ浦で、さらにその先は水門などにより人工的に仕切られているため海に下ることが難しいはずです。完全に淡水に適応しているということです。いや、適応できるだけの環境であるということでしょうか。というのも本来この手の魚はミネラル豊富な海(または汽水域)でプランクトン等を大量に食べてエネルギーを蓄えて、春に川に遡上してきます。現在この辺でワカサギが自然繁殖しているとすると、海のようなミネラル豊富な場所に代替するのが霞ヶ浦ということになります。ミネラル豊富な淡水湖ということは、言いかえると富栄養化して汚染が進んだ環境という風に考えることもできます。海から仕切られた環境でワカサギが自然繁殖できる=淡水環境が悪化してきている、ってことになるかもです。別にワカサギが悪いなんて言っているのでは毛頭ありませんよ。まあ、あんまり釣れないので、色々と余計な妄想をしてしまう訳です。魚は沢山いるようなのですが、ほとんど食ってこないのです。そんな状況でも釣れてくれたワカサギ君に感謝。(さんざんこき下ろしといて言うのも変ですね。)

※8:45~9:14
先ほどよりも少し上流にやってきました。堰があって川幅が広くなっている場所です。ここは予想通り遡上する大型のフナでごった返しております。堰の高さは15cmぐらいの低いものですが、重そうな体でジャンプするのは一苦労のようです。それでもバシャバシャやりながらなんとか越えていきます。この小河川における水門や堰は、体が小さく泳力が劣るタナゴ類にとって、大きな障害であることは間違いありません。霞ヶ浦周辺は高低差があまりないので、堰の高さも低く、かろうじて行き来できると思いますが、高低差のある地形における小河川であれば間違いなく生息数が減少していくでしょうね。堰の高さがタナゴ類のジャンプ能力を軽く越えてしまうためです。大規模な河川では魚道を整備したりしますが、小規模河川ではそんなことはしません。行き来が難しい河川ではタナゴ類の生息場所は限定的になります。すると沢山のタナゴ類がその限定された場所にいる貝を奪いあうことになります。すると繁殖能力の高い種類が優勢になっていきます。そしてその限定された場所の環境が悪化して貝が減少すれば・・・・・。さて、こんなことを色々と想像するのはいいのですが、肝心の釣りは・・・・・・さっぱり駄目です。魚が沢山いる堰の落ち込み部分に仕掛けを入れると、大きなフナが掛かる恐れがあります。大きなフナを釣りあげる仕掛けを持ち合わせていませんので、たとえ掛かってもバレてしまい、彼らを傷つけるだけになってしまいます。早々に見切りをつけて移動します。(ちょっと風が出てきました。)

※9:24~11:24
大分風が出てきました。いよいよ予報通りの兆しが出てきましたね。さて、この場所はヤリタナゴが釣れるポイントであります。覗き込むと、魚影が結構あるようです。このポイントより下流は、水深が浅く大きなフナはここまで上がってこれません。早速1.5mの竿で仕掛けを振り込んでみます。・・・・・全く食いついてきませんねぇ。上から見ていると餌に興味を示して追いかけているようなのですが・・・・・。タナゴ類らしき魚影もチラホラあるのですが、駄目です。餌をローテーションしてみますが、サッパリです。こういう時一匹ぐらいは・・・って粘るとろくなことがないのは分かってるんですけど。なかなかやめられないんですよ~。結局2時間ぐらいやって、ここでも赤虫でワカサギが3匹釣れました。

※11:52~12:38
ドックにやってきました。いやいや風が・・・・。まあ気にせずやりましょう、って気にしない訳にはいかない強さになっております。霞ヶ浦の湖面も徐々に荒れてきたようです。ドックも水面が波立っております。風の影響とは別に大型のフナが沈んだ木の枝のかたまりに産卵しているようで、時折バシャバシャやるため、いつものポイントが・・・・。それでもとりあえず仕掛けを沈めてみますが・・・・・、駄目ですね。移動しましょう。

※12:50~13:27
風が強いので土手下のホソを探ることにしました。小河川の河口付近のホソです。ちなみに河口付近ではヘラブナを狙う釣り人が沢山いました。竿を出したホソは少し流れがあり、水深は15cmぐらいで結構濁っております。仕掛けを流すと小さなアタリがあります。しかしとても小さい稚魚なのか、なかなか針掛かりしません。なんとか釣りあげると小さな小さなタモロコでした。もう、天気もそう長く持ちそうにありません。移動します。

※14:32~16:27
本日最後の釣り場は、実績のある小河川の上流部です。もう台風並みの風が吹いております。しかし土手下に身を隠すと、この風をやり過ごして釣りが可能なのです。こういう場所は水面もそんなに波立たないため雨さえ降らなければ多少のやりにくさはあるものの、十分に楽しむことができます。早速仕掛けを流すと、すぐにアタリがありました。さすが実績あるポイントは違いますね。もうタナゴ類が集まってきているようです。最初に針掛かりしたのはとても小さなヤリタナゴでした。こんなに小さなヤリタナゴ(2.5cm未満)を釣ったのは初めてです。稚魚が沢山集まっているのでしょう。なかなか針掛かりしません。それはそれでタナゴ釣りの面白さが味わえますけどね。折角面白くなってきたんですが、無情にも雨がポツポツ来てしまいました。こうなってしまうと釣りは難しいですねぇ。しかし往生際の悪い性質のため、ザァーっとくるまでは止められないのです。結局雨が降り始めてからの釣果はほとんどありませんし、服もしっとりと濡れて体が冷えてしまいました。小降りになったところを見計らって写真撮影し、本日は納竿とします。ここでの釣果はヤリタナゴ5匹、バラタナゴ4匹となりました。

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