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ニッポンバラタナゴが目立ちますねぇ。
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唯一釣れたカゼトゲタナゴ。ぼろぼろで痛々しいです。

2011年7月9,10,11日の釣行

(場所)福岡県-遠賀川周辺
(釣果)カネヒラ(多数),ニッポンバラタナゴ(多数),ヤリタナゴ(数匹),カゼトゲタナゴ(1),タナゴ以外の魚色々

※3日間の総評
仕事で北九州に来たので、遠賀川水系を航空写真で下調べし探り釣りです。下流域の水田周りのホソを中心に居そうな場所に竿を入れてみます。しかしタナゴはなかなか釣れません。たまにあたりがあったかと思えば小ブナが釣れる程度です。少し速い流れのホソでやっていると大きなあたりがありました。タナゴ竿が折れそうな獲物です。針が極めタナゴだったので引き上げる際にバレてしまいました。後で図鑑で確認したところワタカであることが分かりました。20cmは裕にあったためちょっとびっくりしました。午前中はホソ中心でひたすら場所を変えては竿を出すの繰り返しでしたが、タナゴは1匹も釣れませんでした。いそうな場所はいくらでもあるのですが・・・。航空写真で下調べしたと言ってもほとんど行き当たりばったりなのでなかなか難しいのかなと諦めかけていました。最後に下流域周辺に幾つかある池を試してみることにしました。最初に竿を出した池はヘラブナ釣りの方がちらほらいたので、邪魔にならなそうな場所で仕掛けを落とすとすぐにあたりがありました。典型的なタナゴのあたりです。釣り上げると小さなバラタナゴのメスでしたこの辺りはニッポンバラタナゴの生息地であるためよくみるとタイリクバラタナゴの特徴がありません。100%純血かどうかは私には分かりませんが、とってもテンションが上がりました。それに物凄い数がいるようで入れ食いとなりました。その中でもオスの婚姻色は衝撃的でした。タイリクバラタナゴは霞ヶ浦で何度も釣ってそのたびにオスの婚姻色には驚かされましたが、それとはまた別モノです。バラタナゴという和名を付けた理由がよくわかります。釣りあげた瞬間はまさに深紅のバラ色なのです。小さなバラタナゴが数匹釣れた後、大きな獲物がかかりました。きれいなカネヒラのオスです。初めてカネヒラを釣った私には感動もひとしおです。その後もヤリタナゴ、カゼトゲタナゴと、私にとっての初体験が続きました。最終的な割合はカネヒラ45%、ニッポンバラタナゴ45%、ヤリタナゴ9%、カゼトゲタナゴ1%といった感じです。タナゴ釣りを始めてからこんなに釣れたことが無いので釣りに夢中になってしまい写真がほとんどありません。3日間を通してホソ、小河川、池と色々やってみましたが全体的に魚影が濃いです。タナゴがいるかどうかは別として、いそうだなと思った所は大体何かしらの魚が釣れます。北九州の自然の豊かさ(生物層の厚さ)を感じました。それと同時にブルーギルもちょこちょこ釣れます。ここにもやはりいるんだなぁとちょっと複雑な気持ちになりました。ブルーギルは決して悪くありませんが、なぜここまで短期間に拡散したのかが問題です。どの地方でも効率化を進めて自然を作り変えてきたことが環境の均一化を生み、その環境に適応したのがブルーギルではないでしょうか。当然人の手で移植したということが大前提ですが、その後の拡散は環境によるものだと思います。ビジネスでもグローバル化などとよく叫ばれますが、環境をグローバル化するとこのような問題が出てくるのではないでしょうか。

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