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ビジネスホテル内での作業風景。水道水を薬浴水に作る過程で折りたたみバケツ等は最低3つは必要かと思います。(ビジネスホテル内はできるだけ汚さないように努めております。)
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袋詰めにした状態(横にあるのは酸素ボンベと酸素の出る石)
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新聞紙にくるみます。(この工程はいらないかもしれませんが、発砲ボックスではなく透明のケースに入れて送る場合は遮光を兼ねてやっておいた方がいいかもです。光が入ると魚の活性が上がり水質を悪化させますからね。)
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発砲ボックスに詰めます。蓋をして養生テープで止めれば完成です。
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ホテル内での管理に必要なエアポンプ及びその他の備品。
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ホテルの水道水を薬浴水にするために必要なもの。魚病薬のエルバージュは遮光できる薬品入れケースに入れておく方がよろしいかと。
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ホテルでの水作り及び袋詰め時には計量カップは必需品です。これが無いととても作業がやりにくい(できない)です。

遠方地からの生体輸送について

※九州地方からの生体輸送
初めて関東以外でタナゴ釣りをしたのが九州北部の遠賀川水系でした。今まで釣ったことのないタナゴが沢山釣れたので生体の安全な輸送が必要になりました。通常九州地域から関東に品物を送る場合、2日かかると思いますがヤマト便であれば九州初翌日到着便があります。着時間を指定しなければ発送翌日に到着します。また、クール便の中で「冷蔵便」というのがあり、約5℃に設定されたトラックで輸送してくれるというものがあります。費用はかかりますが、これでゆでダコになってしまうという危険性は回避できます。これはかなり重要なことです。夏季でなくても輸送中に水温が上昇してしまう危険性はあります。狭い空間で35℃以上になってしまえばまず死んでしまうのではないでしょうか。5℃という温度が冷えすぎと思われるかもしれませんが、彼らが生息している冬季の水温はほとんど4℃ぐらいですから、何の問題もありません。

遠征時に輸送するタナゴ類を梱包するのは大抵ビジネスホテル内になると思います。まず採集してきた水から中和したホテルの水道水になじませます。この水に魚病薬のエルバージュを溶かし薬浴水とします。ビニール袋には最も新しく作った薬浴水を詰めます。輸送中は少ない水のアンモニア濃度がどんどん上昇することが予想されるので、できるだけ新鮮なものを入れた方が良いと思うからです。また、ビニールには「フィッシュバッグSサイズ」を使用しております。ここに薬浴水1.5リットル弱入れて魚を入れ酸素ボンベで酸素を入れて輪ゴムでしっかり閉めます。酸素ボンベはスドーのオキシジェンを使用しています。これは1本あたり大体5パックぐらいを目安にそろえることにしています(結構すぐになくなってしまいます)。注意点としてはこの酸素ボンベは空輸できないということです。飛行機で行く場合は荷物を預けても駄目です。よってあらかじめそろえておいてホテルに宅急便で送るか、ネットショップから直接ホテルに送ってもらうかする必要があります。酸素に関してはもう一つ酸素が出る石というのも一粒入れることにしています。これは気休めかもしれませんが、万一酸素が抜けた時に助けになるのではと思って入れています(入れなくても全く問題ないですが)。

一つのビニール袋に入れる魚の量ですが、7cmを越えるものは1~2匹、5cm前後のものは2~3匹、4cm以下のものは4匹、といったところです。多すぎると思う方もいると思いますが、今までこれで死着したことはありません。宅急便では冷蔵便を使用すると前述しましたが、これは水温を低くして魚の活性を下げて水のアンモニア濃度を抑えるということも兼ねています。一つのビニール袋に入れる匹数はなるべく多くできれば経済的です。そのためには冷蔵便は欠かせないと思います。詰め終えたビニール袋を新聞紙でくるんで発砲ボックスに入れて封をすれば完成です。

以上生体の輸送について列挙してみました。参考になれば幸いです。

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