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飼育水槽全景です。いつの間にかこんなに水槽が増えて・・・
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飼育水槽近接1
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飼育水槽近接2
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調整用水槽近接

飼育水槽紹介(2012年2月20日時点)

※飼育水槽について
メイン水槽はW360xD220xH262というサイズのいわゆるM水槽(容量18リットル)です。これが14本あります。棚はみなさんご存じメタルラック(W800xD350xH149)の4枚棚です。下にキャスターが付いてます。この棚はメーカーとしては水槽を置いてはいけませんとありますので自己責任でやっております。棚一枚の耐荷重量は約75kgで全体としては約150kgまでとあります。現在棚1枚にのっているのは水槽が2セットありますので、約45kgです。これが3セットありますので、約135kgでもろもろ設備を含めると145kgぐらいかと思います。かろうじて許容範囲だと思いますが、キャスターが重量に耐えられず少し変形しております。こんなに重いものを乗せるような棚ではありませんのでこれまた自己責任でやっております。水槽全景の右下にはサブ水槽としてW315xD185xH245というサイズのいわゆるS水槽(容量12リットル)が3本あります。

メイン水槽にはタナゴがいますが、1本だけ網で採取したギバチ(東京都-多摩川産)が単独で入っている水槽があります。もっとも多く飼育しているタナゴはヤリタナゴです。カネヒラ、タイリクバラタナゴ、ニッポンバラタナゴ、オオタナゴ、カゼトゲタナゴ、アカヒレタビラを飼育しております。すべて釣りによる採集です。タナゴ類以外ではタモロコ、モツゴ、キンブナ、ギンブナ、シマドジョウがいます。唯一採集ではない魚として苔取り役をお願いしているオトシンクルスの仲間が各水槽に2匹ほど入っております。サブ水槽は採集してきたばかりの魚を薬浴させるためと、傷ついたり病気したりした場合に治療するために使用します。サブ水槽の一番隅にあるのは2枚貝(購入したものです)が入っています。この水は霞ヶ浦へ釣りに行った際に湖の水を汲んできて飼育水と混ぜて入れています。またヌマチチブを1匹のみ泳がせております。2枚貝を長く飼育するためにやっているんですが、これがいいかどうかは分かりません。とりあえずこの水で飼育していると死ぬ確立はかなり低いです。

各水槽は見ていただくと分かると思いますが、かなり過密であります。これは魚にとって良いことではありません。しかしタナゴ類を飼育する場合かなりの確率で争いが起こります。必ず序列が決まり弱い者は衰弱していくことが多いです。これを防ぐために「なわばりを持てない飼育」をしております。これは本来の姿ではないにしてもすべての個体がある程度の健康状態を維持するのに必要な気がします。これはあくまで私見ですので、これがいいというわけではありません。狭い空間で飼育しているということ自体(たとえ90cmの水槽であったとしてもです)本来の姿ではないので飼育者がそれぞれタナゴにもっともよいと思うことを実行するしか無いと思っています。

水槽がとても小さいので水替えをこまめに行っております。1週間に1度半分ほど水を入れ替えます。ろ過はすべて底面ろ過です。溶存酸素を多くするためと、ろ過能力を最大限にするためにエアポンプ(型式YP-30VC,定格風量33L/min)はかなり大きなものを使用しております。(音がうるさいので家族の了解と寝室から離れているのが条件となります)6本の水槽で1台のエアポンプです。

餌は与えすぎないように注意していますが、過密に飼育しているとすべての個体に餌が行きわたるかどうかをよく観察する必要があります。形状が異なる餌を色々な種類与えることにより特定の者だけが独占することを防げます。

タナゴ以外の魚はタナゴ類の争いの緩衝役だったり、低層の餌をお掃除してもらったりと色々な役目をしてもらっています。それ以外にも様々な利点があるように感じますので、なるべく色々な種類の魚を一緒に飼うようにしています。同居の基準は泳ぐスピードを重要視する必要がありそうです。ヤリタナゴなどの泳ぎの早い魚の沢山入っているところにバラタナゴのような泳力の劣る魚を入れると確実に痩せてしまいます。また、タモロコは温和で非常によいのですが、捕食能力が高すぎるので入れる数は注意が必要です。タナゴ類でタモロコの能力にかなうものはいませんので・・・。(泳力及び捕食能力、口の大きさや柔軟性、どれをとってもタナゴ類の敵う相手ではありません。)

水は水道水に中和剤を入れたものをタンクにためておいて温度を合わせてから入れております。23℃ですべての水槽を飼育しております。タナゴが入っている水槽はすべて弱アルカリになるようにサンゴ砂かカキ殻をネットに詰めて入れています。(25℃以上で中性から弱酸性のオトシンクルスさんごめんなさいです。でもこんな環境でも彼らは長生きしてしまうんです。)

飼育に関しては実験的に行っていることがまだまだ沢山あります。まあ、我が家のタナゴ達が健康で元気ならばこ難しいことはどうでもいいんですけどね。そういえば最も重要なことを忘れていました。水槽の蓋です。タナゴさんはすぐに飛び跳ねて干しものになってしまいます。ある程度飼育していると病気などで死ぬことはほとんどありませんが、蓋がしっかりしていないために干しものになる事故の方が圧倒的に多いと思います。これは蓋の隙間を作らないことで簡単に防ぐことができるので、蓋対策は万全にした方が良いです。あまり厳重にしすぎて餌を与えずらいのは問題があります。我が家では水槽に付属の蓋はやめて蓋だけ新たに購入しました。底面ろ過の為一か所隅に切り欠きがあれば設備的には問題ありませんので、あとは餌を与える穴のみです。餌を与える場所は隅っこよりも中央部の方が良いと思います。よって中央部に穴が空いている必要があります。この条件を満たすカラースリーM用(ニッソー)の蓋を使用しています。中央部の穴は餌を与える時以外、5mm厚10cm角のアクリル板で塞ぎ、コーナーの穴はチューブや電線が通っていますが、隙間があるのでフィルター用のスポンジ等で塞いでいます。これで事故はおきません。

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